■ ルーヴル・ランスの大事件
さてさて、ようやくたどり着いたルーヴル・ランス。
その日は日曜日でしたが、入口で数分並んだものの、それほど混雑はなく入場できました。(さすがにここまで来るには観光客だけでなくフランス人でも多少の気合いと根性が必要か…)
今回オープニングの目玉としてドラクロワの『民衆を導く自由の女神』と、2年の修復を終えてお披露目となるダ・ヴィンチの『聖アンナと聖母子』がパリのルーヴルからきています。まずそれらがどこにあるのか気になります!
その前に、ちょっとした不安がありました。日本を出発する直前に、この美術館で大事件が起こったのです。
2013年1月7日、来館者の女性が、なんと『民衆を導く自由の女神』に油性ペンで意味不明の落書きをしてしまったのです!これは日本の新聞にも載っていたのでご存知の方もいらっしゃるはず。幸いインクが奥にまで達しておらず、すぐに修復作業を行ったため作品は無事だったとメディアにはありましたが、果たして本当に展示されているのでしょうか?
ちなみに逮捕されたこの女性に対する刑罰は、最高で実刑7年と10万ユーロ(約1200万円)の罰金が課せられるそう。フランス国民が自らの手で自由と平等を勝ち取った栄光の3日間を象徴する名画が、(仮に大事にはいたらなかったとしても)傷つけられた代償として、これを重いと見るか、軽いと見るか?
■ 企画展と常設展
作品がどうなっているのかドキドキしながらチケット売場のお姉さんに尋ねたところ、『民衆を導く自由の女神』は常設展に、『聖アンナと聖母子』は企画展にあることが判明。
そう、ここには常設展と特別展があるのです。常設展には、大ギャラリー(Grande galerie)とパヴィヨン・ド・ヴェール(Pavillion de verre)という2つのエリアがあり、いずれも2013年末まで無料というのがうれしい。しかし企画展は9ユーロ(2013年2月時点)かかります。
ほっと胸をなでおろしながらも、ふと、待てよ。よく考えると2点ともタダでは見せないようになっている。うまいことやるよね〜。さすが、ルーヴル・ビジネス。でもここまできたら、当然両方行くでしょ〜!と鼻息を荒くしてチケットを購入。
ありました、常設展!
中に入るとこんな感じ。これが大ギャラリーです。
パリのルーヴルとはぜ〜んぜん違う雰囲気。
ラファエロ『バルダッサーレ・カスティリオーネの肖像』(1514年-1515年)
も来ています。
あっ、ついに発見!一番突き当たりにありました。
しかし、やはりこんなことになってました…
パーテーションが立てられ、左右には警備員が。
それでは次回、じっくりとこの名画を鑑賞いたしましょう☆
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