2013年7月9日火曜日

ハノイ歴史博物館

東京は梅雨が明け、猛暑の毎日ですが、先々週一足早くこの蒸し暑さを異国で体験してきました。場所は、ベトナム・ハノイ。久々にアジアの混沌とした溢れんばかりのエネルギーを体感したのですが、いつでもどこでもやっぱり見つけて行くのはミュージアム。


■ 歴史博物館


ベトナムの首都ハノイには、軍事博物館、民族博物館、女性博物館、美術博物館、ホーチミン博物館などなど、様々な博物館があります。今回は歴史博物館に行ってみました。



歴史博物館


ところが!訪れたのは正午頃。近隣の博物館、美術館も含めどこも1時半までお昼休みでクローズでした。さすが社会主義国、労働時間は徹底した管理のもとにあります。



敷地の中にあるカフェが開いていたのが幸い。



ここでベトナムコーヒーを飲みながら、オープンを待ちます。


いきなり休憩から始まった博物館見学ですが、入場料の他に別料金を払えば写真撮影OK、さらにもうちょっと払えばビデオ撮影OKというシステムが面白い。(でも昨今のAV機器はその区別がほとんどつかないよね〜…という話はおいといて。)


特別展をやっている(らしい)。



よく見るとコミカルなひとたち。


建物は1932年に完成し、東洋と西洋のエッセンスが混じったインドシナ建築様式。ハノイでもっとも美しい建物といわれているそうです。





内部はこんな感じ。



昔、教科書で見た人類の進化をおさらい。




仏教やヒンズー教など、アジアの様々な神々の像を展示。




薄暗い部屋には木製の美しい仏像が。



ここにもありました、ミュージアムショップ。


お気づきかと思いますが、今回はかなり寡黙なブログになりました(笑)。展示してあったベトナムの古地図を見て「あれ?日本がこんな形になってる〜」と指さしてしまうほどの無知っぷりでしたが、東洋文明が織りなす独特の雰囲気は圧巻!

西洋絵画の歴史においてもオリエンタリズムは欠かすことのできない要素です。3月20日付記事『ルーブルの美女』でご紹介したアングルの『グランド・オダリスク』や、これも私が大好きな1枚、ドラクロワの『アルジェの女たち』に代表されるように未知の東洋に対する憧れが、西洋人を魅了したのも頷けます。

次回は、美術博物館をご紹介します!



ウジェーヌ・ドラクロワ『アルジェの女たち』(1834年)
(ルーヴル美術館/パリ)






歴史博物館(History Museum)

1 Pho Trang Tien French Quarter, Hanoi

8:00〜11:30, 13:30〜16:30  月曜休館

※2013年6月時点での情報につき変更の場合があります。


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2 件のコメント:

  1. 知識と教養、芸域の幅の広さに感心&脱帽です…。

    仏教やヒンズー教の馴染みが深い展示物の写真を拝見して「アジアの広さ」が伝わってきたし、自分なりに共有させて頂いた感じがしました。

    ありがとうございます。

    連載、引き続き楽しみにして拝見させて頂きます。

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  2. ベトナムと日本の地図を間違えてしまう程度ですから、まだまだ勉強しないと、ですね〜。
    本当にアジアは広くて、様々な文化が入り混じっているから奥が深い。そこが魅力的ですよね。
    無限のエネルギーを感じます。

    いつも読んでくださって、ありがとうございます♪

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